ブラジルにもあった!盆踊り!!
意外かもしれませんがブラジルにも「盆踊り」はあるんです。
それは日本から日系移民として移り住んだ日系人たちが始めたのが起源です。
日系コミュニティーが存在する町では多くの場合開催されていて、僕の住んでいるアダマンチーナでも小規模ではありますが開催されています。
盆踊りには日系人、ブラジル人関係なく参加することができ、老若男女問わず踊ります。
音楽も、東京音頭や松本ぼんぼんなどの伝統的な音楽からDA PUMPなどのJPOPまで幅広く、踊りもブラジル流にアレンジされているものもあり、色々な人が楽しめるような形になっています。
日本人の私が行くと、「踊ろう!踊ろう!」といろんな人に声をかけられます。
実は私、盆踊りデビューがなんとっ!ブラジルでした!笑
もちろん全く踊れず...でも、楽しかったからそれでよしっ!
もちろん出店もあり、たこ焼き、焼きそば、うどんなどの日本食から、シュハスコなどのブラジル食もあり和伯折衷な感じが新鮮だったのを覚えています。
最近は日本でも盆踊りを見ることが少なくなりました。ブラジルでは、日系人たちが「日本人だ」という誇りを持って伝統を継承しています。だんだんと伝統が薄れていく中で、こうして地球の裏側で伝統が引き継がれていることを認識するのも大事なのかなーって思ったりします。
皆さんも盆踊りでなくても日本の伝統をもう一度考え直してみるのも良いかもしれませんね!
ブラジルのカフェ
ブラジルと言えばコーヒーですよね。
当然、ブラジルでも多くの人が毎日、日本人と同じように飲んでいます。
がっ!日本と違う点が多々あります。
まず、一つ目!ブラジルのコーヒーは基本的にホットしか飲みません。
そのため、コーヒーを飲みにカフェに行くと基本的にはホットコーヒーしか飲めません。アイスコーヒーが飲みたいときはスターバックスなどのチェーン店にいくか比較的モダンなカフェに行きます。私の住んでいた町ではアイスコーヒーを飲めるカフェは1軒しかありませんでした。そのため、サンパウロなど大都市に出かけた時は必ずと言っ
て良いほどスターバックスに行っていました。あとは、自分で作って飲むしかありませんでした。
次に二つ目!加糖のブラックコーヒーが多い。
ブラジルでは知人の家に行った際には必ずと言って良いほどコーヒーを出してくれます。
出されたコーヒー、一見、ホットなブラックコーヒーかなーって思うのですが、飲んでびっくり...
めちゃくちゃ甘いんです。
視覚と味覚が狂った時のプチパニック感は今でも鮮明に覚えています。
ブラジルの一般家庭で出して頂いたコーヒーは100%加糖のブラックコーヒーでした。
ですので、ブラジルの一般家庭でコーヒーを出された際は、「加糖ブラック」という認識で飲んでくださいね。
てなわけで今日は日本とブラジルのコーヒーの違いをお話ししましたが皆さんもブラジルに行った際は是非、色々なところでコーヒーを飲んでみてくださいね。きっと、いろいろな発見があると思いますよ。
ブラジルのレストラン
ブラジル生活の楽しみの一つである食について書きたいと思います。
ブラジルの食堂では、昼間、ポルキロというビュッフェの量り売りの様な食堂がたくさんあります。
具体的に言うと、好きな物を好きなだけ取って、最後に重さを量り、その量に応じた料金を支払うという仕組みです。
日本ではほぼ見たことのないシステムです。
そのため、最初は食べるまでの流れや金額的な相場がわからず、妙な緊張感を持ちながら食べていた様な気がします。でも、実際は15〜30レアル(だいたい450円から900円くらい)で食べることができるので割とお得感はある様に思います。
さらに、お店によってはシュハスコという串に刺さった肉をその場で焼いてくれて、焼きたての肉を食べることもできます。
お店によって料理や味付けが違うので到着時にサンパウロで過ごした2週間は、いろいろな食堂で食べて、自分のお気に入りのポルキロを探す楽しみなんかもありました。
私の住んでいる街は小さい街なのでポルキロの食堂は少ないですが、大きな街に行けば行くほどたくさんあるので、ブラジルに来た際は是非いろいろな食堂に行ってみてください!目でも口でも楽しめると思いますよ〜!
JICAの現職参加制度(期間•待遇)
JICAボランティアへの参加方法は大きく分けて2つあります。それは、
•一般での参加
•現職での参加
です。
一般での参加の場合は、大学を卒業後、会社を退職後など基本的にはどこにも籍を置かずに参加することです(大学在学中は例外)。この場合では、大卒1年目の方や民間企業を退職して参加される方が多いように思います。
現職での参加の場合は、学校や会社に籍を置いたまま参加することです。この場合では、学校教員や市役所の職員、一部の民間企業の方が利用することが多いように思います。
私は現職での参加ということで会社に籍を置いたままJICAボランティアに参加しています。
また、現職での参加では、会社によって休職期間にばらつきがあるため帰国のタイミングも変わることがあります。私の場合は、2年4ヶ月の休職が認められているため、派遣前研修•準備期間の約3ヶ月と任地での活動期間の2年間全て込みの休職になります。
また、待遇については、現職参加の場合は有給休職と無給休職があり、JICAボランティアに参加しながらも会社からの給料を貰えるケース(おおよそ6割〜満額)もあります。(私は有給休職です)
無給休職の場合では、一般参加の方と同様の扱いとなり、現地での活動費+諸手当(10万前後?/月)を貰えるようです。
まとめると、
●一般参加•無給での現職参加:
・派遣期間:2年
・待遇:現地活動費+諸手当
●有給での現職参加:
・派遣期間:1年8か月〜2年
・待遇:現地活動費+所属先からの給料
という形で手元に入ります。
なお、現地活動費については国によって異なり、その国での生活ができる平均的な金額を受け取ることができます。
また、最近のJICAの傾向として、ボランティア後の会社への還元という意味で現職参加をできるだけ増やしていきたい傾向にあり、現職参加の方の方が合格しやすい傾向にあると思います。(私の主観です)
簡単ではありますがざっとJICAの参加形態、待遇について書いてみました。
JICAボランティアに関心のある企業に所属している方は是非、今一度会社の福利厚生などを調べてみてください。意外と制度が存在し、チャンスが転がっているかもしれません。
JICA陸上隊員の活動
私はアダマンチーナという小さな町で6歳から15歳の子供達を中心に指導しています。
活動は平日の月曜日から金曜で、土、日曜日は大会等が無ければ休みといった流れです。
活動時間は夕方18時から20時くらいで、それ以外の時間は語学勉強や市内の学校訪問を行い、日本文化を伝えたり、体育の先生のサポートをしています。
練習では、毎日、平均4〜5人の子供たちがグランドにやってきます。年齢も性別もバラバラなため、なかなか一緒に練習をすることはできませんが、それでも同じ練習をする時には子供達同士で教えあったりしながら日々練習に取り組んでいます。
ここでの活動として、陸上の競技能力をあげることは大事なのですが、最も重要視していることが人間育成です。具体的には、
•挨拶をする
•物を大切に使う
•最後まで諦めない
•いろいろな事に挑戦する
この4点を子供達には日々伝えています。
子供達が将来大きくなった時に、そういえば日本から来た変な人がそんなこと言ってたなーって少しでも思ってくれたらいいなと思っています。
あと任期は4ヶ月しかありませんが、今の活動が少しでも子供達にとってプラスになるように活動に注力していきたいと思います。
サンパウロ州アダマンチーナ市(Adamantina )について
私の任地であるアダマンチーナ市(Adamantina)について簡単に紹介します。
アダマンチーナ市はサンパウロ州にあり、州都のサンパウロ市から西に600kmの内陸部に位置している人口が約35000人の非常に小さい都市です。
主な産業は、コーヒー、牧場経営、ゴムです。
気候は1年を通して暑く、夏は40度、冬でも30度を超える日が続きます。
この町の特徴的な点としては日系ブラジル人が多いということです。日系ブラジル人とはかつて日本からブラジルに移住し、ブラジルで生活基盤を築いて暮らしている人達のことです。
その日系人が約800人ほどおり、市の中心部に行くと見かけることがしばしばあります。
中には日本語も堪能な方もいて、日本語で世間話しをすることもあります。
その他、これといった特徴はない町ですが、ブラジルの中では比較的安全で住みやすく、高台にあるため見晴らしも良く、ブラジルならではの広大さを感じる事ができます。
簡単な紹介になりましたが、近くに立ち寄った際は是非アダマンチーナまでお越しください!